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睡眠の死亡率
君たす君は僕とか
僕たす僕は君とか
そんなデタラメは要らないから
ココアは冷めて
機械音は虚しくて
交ざりあえない僕らは
共鳴する事なく眠り続ける
赤く色付けされる床は
暖かく包んで 溶けて沈んでく
そんな感覚に目隠しされる夜
落ち着かない空に
雨に打たれるアスファルト
真っ赤な糸で腕を繋いで
永遠に世界とサヨナラして
暖房の効いた部屋で
冷たくなる背中 抱きしめて
(咳止め ハルシオン 血液上がって
逆流 手すり 足踏み外して)
だらしなく廃れた景色、
上っても、辿り着かない階段
はがれて腐ってくから
宇宙まで飛ぶ衛星機
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