入団試験

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「よし、急ぐぞ」 ティアはそう言って、扉を蹴り飛ばす。 「フヒヒヒヒ……ああ!?」 中には数名の請負人がいた。 どうやら4人で2人の新人を取り囲んでいるらしかった。 「貴様ら、そこを退け」 ティアはズカズカと踏み込んで行き、扉の前に立っていた、柄の悪そうな男を蹴り飛ばす。 「おいおい、姉ちゃん。 そりゃーねーだろ、ゲヘヘ」 「新人イビリか? クズ野郎は失せやがれ」 「この女ァァ!!」 カッとなった男はナイフを抜き、ティアに向かって突き出す。 が、弾丸が放たれ、男の手の甲を貫通する。 「ぐエエエエエ!!」 「…僕の女神に汚い手で触るなよ」 「ん、貴様らの紋章(エンブレム)…。 『生塵同盟(ジャンキー・ジャンキー)』の連中か。 道理で柄が悪いわけだ」 「テメェら、やりやがっー」 「黙れ、三下」 ティアの連続回し蹴りが炸裂し、男達は皆、地面に叩きつけられる。
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