遠くの街の恋人へ

2/2
前へ
/233ページ
次へ
都会の人ごみの中で 雪を見ることもなく あの人は私を思い出して 空を見上げるだろうか… ふたりでなければ 海を見ることもなく 忙しい毎日をくり返し 疲れていることだろう この想いを箱につめて 真夜中にあの人の枕もとへ 届けられたら 寂しさも感じずに 笑顔で朝をむかえるだろうか… 遠くの街の恋人へ 愛のうたをおくろう… 星の夜 凍てつく闇に つぶやいたこの詩(うた)を あの人の胸へ届けよう… 元気な毎日を 願ってやまぬこの心 あの人の胸におくろう…
/233ページ

最初のコメントを投稿しよう!

110人が本棚に入れています
本棚に追加