事故

11/16
前へ
/47ページ
次へ
生き返りたい!! ‥‥でもどうやって? んーわかんねぇ、考えても無駄か‥‥ 病院でもいってみるか‥‥?うん、そうしよう。俺が現れた場所でもあるし、何かあるかもしれない。 そうして龍之介は再び、自分の遺体がある病院へと向かった。 ‥‥が えーっと、部屋どこだっけ!? 病院に着いたはいいが迷子になっていた。 というか俺って何なんだ?やっぱ幽霊とかの部類?いや、思いっきり幽霊だよな。じゃあ霊感とかある人には俺見えたりすんのかな?まぁそんな事どうでもいいか。 そんな思考を巡らせる龍之介に声をかける一人の男が居た。 「おい、お前」 「ふぇっ!?だ、誰だ?どこに居る?」 しかし声の主がわからずあたりをキョロキョロと見渡す。 「ここだよ、ここ、天井」 確かに宙に浮いている自分よりも、上から声がするのがわかった。そしてゆっくりと体事ひねらせ、空中で仰向けになる。 「よぉ、初めましてだな」 そこには確かに人と確認できるものが居る。しかし、一目で普通ではないとわかった。何故ならその男は「天井に立っていた」から。
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

153人が本棚に入れています
本棚に追加