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新入生が揃うと、入学式は始められた。
校長先生の長い挨拶、PTAや偉そうな人たちの長い話が続いた。
麗「なつ、なつ!なつって、彼氏いる?」
席順は、名前の順で横に並んでいて夏菜の右隣には、麗が座っている。
麗は、小声で夏菜に話かけた。
夏「っえぇ?!」
夏菜は、いきなり話かけられて少し驚いた。
麗「どうなの?どうなの?」
夏「いきなりだなぁ。いないよー。何?何?麗はいるの~?」
夏菜も小声で返事をする。
麗「いないよ~。でも、この高校生活で絶っっ対!見つけてやるんだっ!」
夏「・・・っへ~。気合い入ってますねー」
麗「あったり前じゃんっ!夏菜は?欲しいと思わないの?」
夏「考えたことないやぁ」
麗「まぁじ?!もう女子高生だよ?!青春しなきゃ☆」
夏「…が、がんばるよ」
麗「とりあえず、ウチのクラスにはろくなヤツいないよっ」
夏「そうなの?」
麗「そうなの!ザッと見た限り、ダメだね。私のタイプはいないわぁ」
夏「いつの間に全員見たの?見極めるの早いねぇ」
麗「まず、やるべき事はソレでしょう!大事だよっ」
夏「あはは」
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