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麗と話していたせいか、入学式が早く終わったように感じた。
教室に戻り、HRが始まった。
やはり先ほど来た若い先生が、このクラスの担任だったようだ。
坂「担任の坂本 千晶(サカモト チアキ)でーす。メンドクサイから、問題とか起こさないでね♪はいっ、休み時間っ」
先生は少し面倒くさそうに話して、休み時間にした。
麗「セクシ-な先生だねっ」
先生は白いブラウスを、ボタンを胸元が少し見えるくらい開けて、ジャケットを羽織り、白いスラリと長い足が、短いスカ-トから見えていた。
夏「ねっ、足長いし!」
麗「クラスの男共にはたまらないね~」
夏「あははっ」
2人で盛り上がっているとき、隣の席の男の子が声をかけてきた。
「佐久間、佐久間!同じクラスだな。高校でもよろしく~」
麗「聞こえない、聞こえなーいっ」
と、麗は耳を塞いだ。
夏「高校でもって、中学一緒だったの?」
麗「そうかも~」
男「そうかも~ってなんだよっ。2年間クラス一緒だっただろっ♪」
麗「・・・・・・・・」
男のことは無視する麗。
夏「アレ?同じ中学の人いないんじゃなかったの?」
麗「こんなん同じ中学だったなんて、言いたくないじゃん?」
そう言って、イヤそうに男を指さした。
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