戦闘員の事情

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「やっと見つけた、ここが今一番ノリに乗ってる悪の秘密結社、ダークキングダムか…。俺はここでのし上がっていつか悪の世界のボスになるぜ!」  ガチャッ…   俺はまるで一般住宅の玄関のような扉を開けた。 目の前に広がる異様な光景に俺は唾を飲み込む。   「はい、面接の方ですか?あ、ではこちらにどうぞ。飲み物はコーヒーとお茶どちらにされますか?」   「あ、はい、じゃあコーヒーで…」   「かしこまりました、ではこちらの部屋で少々お待ちくださいね」   俺は流されるかのように奥の部屋に通され、椅子に座るよう促される。   (ちょっと待て、いいのか?…ってか面接なんか頼んでないし、誰かと間違ってないか?)   部屋には面接官らしき人がいて、志望の動機とか聞いてくる。   (何かイメージが違う)   ドンっ!!   いきなり部屋のドアが勢いよく開いた。   「はっはっは!俺はドラマチックサスペンス団の怪人、ダンガイゼッペキーだ!面接の予約の電話を入れたと言ったら門番さん、素直に開けてくれたぞ!」 予約入れてたのはこいつだったのか。   「さぁ!ダークキングダムよ、侵略してやろう。そこの弱そうなやつ!」
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