4人が本棚に入れています
本棚に追加
/57ページ
「やっと見つけた、ここが今一番ノリに乗ってる悪の秘密結社、ダークキングダムか…。俺はここでのし上がっていつか悪の世界のボスになるぜ!」
ガチャッ…
俺はまるで一般住宅の玄関のような扉を開けた。
目の前に広がる異様な光景に俺は唾を飲み込む。
「はい、面接の方ですか?あ、ではこちらにどうぞ。飲み物はコーヒーとお茶どちらにされますか?」
「あ、はい、じゃあコーヒーで…」
「かしこまりました、ではこちらの部屋で少々お待ちくださいね」
俺は流されるかのように奥の部屋に通され、椅子に座るよう促される。
(ちょっと待て、いいのか?…ってか面接なんか頼んでないし、誰かと間違ってないか?)
部屋には面接官らしき人がいて、志望の動機とか聞いてくる。
(何かイメージが違う)
ドンっ!!
いきなり部屋のドアが勢いよく開いた。
「はっはっは!俺はドラマチックサスペンス団の怪人、ダンガイゼッペキーだ!面接の予約の電話を入れたと言ったら門番さん、素直に開けてくれたぞ!」
予約入れてたのはこいつだったのか。
「さぁ!ダークキングダムよ、侵略してやろう。そこの弱そうなやつ!」
最初のコメントを投稿しよう!