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「先輩ぃ、天気ぃぃので外で練習しませんかぁ?」
後輩のこの一言で私はこれから起こる現象に遭遇することになる。
「ぅん。外で楽器吹くのもぃぃね。今日は湿気もなぃから楽器も大丈夫だと思うし。なつはどぅ思ぅ?」
「ぃぃと思うけど…」
「けど?」
「打楽器はどぅする?」
「ぅーん…ぁっ、ぃらなくなったスティクでリズム打ちすればぃぃんじゃなぃ?」
「そぅだね。」
「ねっ、どぅ皆?」
「行きたいです。」
「ょしっ、決まり。じゃぁ、移動しょっか。」
「はぁーぃ。」
「今は4時15分だから5時まで個人練習して、5時から合奏するから駐車場に集合ね。」
「はぃっ、ゎかりましたぁ。」
「じゃぁ、レッツゴウ↑↑」
皆で外で練習してぃるその時でした。
ふとグラゥドを見ると練習試合をしてぃるサッカー部の中で1人だけキラキラして見えたのです。太陽の中で汗をかきながら走る彼を…
どれぐらぃの時間が過ぎたのか全くゎかりません。私はなつの呼び掛けで我に返った。
「しのぁ?」
「…」
「しのぁ?」
「ぇっ?なっ、なつぅ?」
「大丈夫?」
「なっ、何が?」
「何がって、ボーってしちゃってさ。」
「ぇじゃぁ、行こぅ。時間だょ。」
「ぇっ?何?」
「しのぁ?本当に大丈夫?これから合奏するんでしょっ?ほらっ、皆集まってるょ。」
「ゃだなぁ。ゎかってるょ。行こぅ。」
「ぇっ?ちょっ、しのぁ。」
「何?」
「楽譜忘れてるょ。」
「ぁっ、忘れてた。」
「ょしっ、時間だ。今日はこれまで。教室に戻って楽器片付けた人から帰ってぃぃょ。」
「はぁーぃ。」
「じゃぁ、お疲れ様でした。」
「お疲れ様でした。」
「今日はめずらしく外練だったんだな。」
「ぁっ、さとる…ぅん。ごめん、片付けなきゃぃけなぃから行くね。」
「ぇっ?ぁっ、しのぁ待ってょ…」
「何だぁぃつ変なの…」
「しのぁ、しのぁ…待ってょ。」
「ぇっ?ぁっ、なつ…ごめん。」
「どぅしたの?何か変だよ?」
「なっ、なんでもなぃょ。」
「本当に?」
「ほらっ、教室に行って楽器閉まって鍵を閉めなきゃっ。」
「そっ、そぅだね。」
「先生、鍵返すゎぁ。」
「ぁっ、お疲れ様。今日は外でゃってたみたぃだね。」
「はぃ。」
「ょかったね。」
「はぃ。さょぅなら。」
「さょぅなら。」
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