文斗、やっちゃいます。

3/18
前へ
/50ページ
次へ
文斗を教えてきた教諭・川村が、不思議そうに顔を見つめた。 「だって、せっかく入学できたんですから、出来る限り学んでいたいと思ったんですよ。それにほら、おかげですぐに就職です!」 文斗は幸せそうに、大きな瞳で川村の方を見つめかえした。 「そうか…岸田君成績もよかったもんね…」 「えぇ、おかげさまです」 川村は自分より少し背の低い文斗の頭を撫でた。
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

171人が本棚に入れています
本棚に追加