目覚めを迎えた神

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今日は幸いにも学校はお休み 開校記念日かなんからしい 朝音達は二駅ほど先にあるキャンプ場に行くことになった 暇ならキャンプにでもいってくれば?という翡波の母親の提案だ まあ、開校記念日に続いて休日があるので泊まることに問題はない 朝音と夏祈も、すでに親の了解を得ている なかなか自分達だけで泊まる機会がないためか、皆以前よりも楽しげだった 電車から流れる景色を見ながら、夏祈が笑う 「キャンプなんて久しぶり!天気もいいし最高!」 「そうだな。俺らが泊まる間は雨はないだろうし」 ケータイで天気予報を確認した翡波 いつもの制服とは違った私服 シンプルだが、似合っていると思う 中身を知らない人から見れば美少年だろう 正直、かっこいい さっきから自分を見つめ続けている朝音に目をくれ、翡波は問いかけた 「なんだ?」 翡波を見つめていた朝音は目に見えて慌てる 「何でもない…!」 朝音は顔をふせた そうしなければ、気付かれてしまうから 翡波の顔を見ると顔が赤くなる 昔も時々あったが、最近は特にひどい どうしよう 多分きっと、 私は翡波が…。 そこまで考えて、朝音は頭をふった
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