あゆと輝

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…あれからちょうど1年。 お互い衝撃的な出会いを果たした私たちは、輝がやたら私の髪を気に入って、よく話すようになった。 あの乙女なキャラには最初こそたじろいだりもしたけれど、それも個性だし、何より輝といるのはすごく楽しくて、すぐに仲良くなった。 今では名前で呼び合う仲だ。 「早いなー。もう2年だよ」 「そうね。新入生がやたら輝いて見えるわ」 「それは輝が汚れてるからじゃない?」 「何ですって?!」 購買へ飲み物を求めて向かう途中、通りかかった1年生のクラス。 つい最近まで自分がいた教室には、真新しい制服に身を包んだあどけない後輩たちがいた。 それは時の流れの証拠で、感慨深さに思わず呟く。 続けて輝も溜め息と混じらせて嘆いたので、すかさずいつもの調子でツッコミ。 自分でも口が悪くて可愛くないとは思うけど、これが私のキャラ。 輝も口では怒りながらも受け入れてくれるから、つい甘えてしまうんだ。
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