日常

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華「殺す…殺す…コロス…コ…ロス」 華の体を使って涙を流しながら 首を掴む女 私はそっと近づき 彼女を抱きしめた 『もういいのよ…田中由香さん…』 一瞬 彼女の力が弱まった 『カルテ見たのよ。由香さん…』 そして私は 黙って彼女の 抱きしめている腕に力を入れた 「あ"あ"あ"あ"ぁぁぁぁああ」 彼女の無念 悲しみ 苦しみ 痛み を私は吸い取った 由香さんの場合… 感情の種が古い かなり昔の人ね 彼女から流れ込む闇 かなり薄味… 華の体はグタリと横たわり 華の体からスッと何かが抜けた 『悪かったわね…荒らしちゃって…生きている人間が羨ましかったのね』 私が言い終わると フッと空気が軽くなった 翼「終わった?」 後ろから話かけられ 『ええ、そっちわ?』 桜「終わった,美味しかった?」 ニヤリと笑い私に問う 『まぁ…おやつ程度かな?』 そう人間で無い私の食は 人間から発せられる闇 複雑であればある程 私的には好みだ 謎があれば、言う事無い それを食う事で私の脳髄は 満たされる 人間で言う腹が膨れると同じ 思い出したように振り返ると 気絶している馬鹿達と華 桜「どうする?」 流石に華はいけても 馬鹿達は無理ってか面倒 翼「蓮の思うようにしたら?」 ニッコリと笑う 『じゃあそうしよっか?』 私もニッコリと笑い
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