6325人が本棚に入れています
本棚に追加
/140ページ
―――――コロシアム――――
今日からグレンの修行を開始するために、コロシアムに来た。
フィールドの中央に俺達は座り、修行の予定を話す。
「お前の戦闘スタイルは今は『剣士』だ。この一ヶ月で『魔剣士』になってもらう。『魔剣士』ってのは、剣に魔力を宿らせ魔法を剣から放つスタイル。接近戦では、魔法の詠晶をしている暇はない。だからお前には『魔剣士』になってもらう。」
俺は簡単にグレンに説明する。
「でも、俺の魔力値少ないで?それはどうするんや?」
「お前にこれを渡す。」
俺はグレンに指輪二つ渡した。
「これは?」
グレンは指輪を眺めながら不思議そうに言う。
「それは俺が作った最大魔力値をあげる指輪だ。他にも魔力コントロールも上がるし、それを指に嵌めると一つ五十キロぐらい体が重くなる。指輪に調度いいぐらい魔力を流していると十キロぐらいまで軽くなる。」
「きつそうやな…」
それを聞いて苦笑いするグレン。
「その指輪は俺と修行しない時に嵌めろ。寝るときははずしていいからな?睡眠時間をとると魔力は回復するからな。まずは、お前に『魔剣士』になって貰う。」
「了解!」
最初のコメントを投稿しよう!