火帝

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「その大剣で技を作れ。まずは火の衝撃波からだな。本当の衝撃波ってのは、剣の振りの速さが音速を越えて、発生する。そこらにいる学生達がよく使っている衝撃波は、振られた剣の圧力に属性付きの魔力を込めると簡単な衝撃波ができる。魔法剣ってのは、剣に魔力が宿っているからそのまま振るうだけど技はできる。まぁ自分なりに技を作るといい」 俺の言葉に納得したのか、グレンは頷いた。 「じゃ、簡単に教えるから自分なりに技を作ってくれ。」 「はいよ!」 グレンは親指を立てて答えた。 ―――――――――――――― 「今日はここらで終了だな」 肩で息をしているグレンに言う。 「あぁ…、疲れた…」 グレンはそう言い地面に座り込んだ。 「一週間で『魔剣士』になって、二週間は俺と実戦、最後の一週間は上級魔法まで詠晶破棄できるようにする」 「了解…。」 グレンは地面に寝転びながら答えた。
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