夜行性の猫は語る

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  「あいつは月に憧れていた」   アスファルトの冷たさが何とも気持ちいい 昼間の熱が嘘のように   「その黒き羽根で飛ぼうとも」   黒い猫は月を見上げて   「輝くことはできなかった」   一筋の涙を流した 一羽の黒い鳥の為に
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