第二章 出会い

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入学式の日。 私は目の上を藪蚊に刺されて膨らんだ目のまま学校の門をくぐった。 そんな私を彼は可愛いと言ってくれた。 お世辞だとしても嬉しかった。 彼が私達の学校に来たのは偶然だった。 彼の両親が書類を間違えて学校に提出した為に彼はこの学校に入学した。 私は彼と私が出会ったのは運命だと信じたい。 そう信じなければ私達が出会った事が無意味になってしまう気がするから。
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