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「どうも、オーキドです」
なんと、コイツがオーキドだった。なんだ、ただの臭いおっさんじゃないか。
しかしオーキド博士はなんといっても有名人。変な態度はとれん。まずは謝るか。有名人羨ましいぜこんちくしょう!
「先程はあのような態度を取ってしまいすみませんでした。貴方があのオーキド博士とは知らなかったもので……」
よし、これでカンペキ。もうこのカンペキすぎる謝罪でテレビでれるんじゃね?『ニートの実態! レッド氏にインタビュー』みたいな。
「気にするな若造よ。私は心が広いのだ。
草村は野性のポケモンがいてとても危険じゃ。ポケモンと一緒じゃないと命を落とす可能性もある。このモンスターボールの中から一つを選ぶがよい。ポケモンが入っておる。」
オーキド良い奴だなwwwシビれるぜwwww
金髪でブリ好きな少年並の優しさを持つオーキドに感謝しつつ、俺が一番左のボールを手にとろうとしたそのとき。
「お、ちょっと待て。それじゃなかった。」
オーキドはそう言うと、地面に置いたモンスターボールを3つとも胸ポケットから取り出した他のモンスターボールと交換した。
「よし、これでいいぞ」
「あ、ありがとうございます」
俺は改めて一番左のボールに手を触れる。
「おお! そいつはコラッタじゃ」
次は真ん中のボールを手にとる。
「おお! そいつはポッポじゃ」
最後に一番右のを掴む。
「おお! それはコイキングじゃ」
ど う い う こ と だ
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