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圭はバイクを走らせながら、ミラーで後ろをチラッと見ると、さっきの女がうずくまってスンスン泣いている。
そんな女を見て、なぜか罪悪感(ザイアクカン)に浸ってしまった。
「くそっ!面倒くせー!!」
圭は女のもとに戻って、女をバイク乗せた。
そして、バイクを走らせながら、女に色々聞いた。
「家は?」
「さあ…」
「名前は?」
「さあ…」
「何か持ってるか?」
「ううん…何も無いよ……」
女は即答で話返す。
すると次に、女が聞いた。
「あなたの……名前は?」
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