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小説
ある日の昼間
『ふぅ・・・』
今日も朝から仕事(家事)をしていた。(俺様の仕事じゃないのに・・・)
右目の旦那も同じようなことをやってるらしい(同じ苦労性なんだよね・・・)
涙出てくるよ。
本っ当に大変だった。
今更ながら世の中の母親たちに感服するよ(あんなの毎日やってたら身が持たないって・・・)
そんな大変な仕事もようやく休憩時間。(疲れた・・・)
縁側に自分で淹れてきたお茶とさっき雪さんに貰ったみたらし団子を持っていって、休憩する。(この時間が一番の至福の時!!)寝たくなるけど気合いで阻止する。
本っ当、俺様偉い!!(旦那なんかよく寝てるしね・・・)
どだだだだだっ!!!!
だけど、そんな至福の時も長くは続かない。(何故なら、)
「佐助ぇぇええっ!!」
旦那がいるからだ。(本当に涙出てくるよ。)
『(はぁ・・・)何か用?旦那。』
たとえ休憩時間を邪魔されても・・・邪魔されても、顔には出さない(そんなことしたら減給間違いなしだしね・・・)
「佐助ぇぇえええっ!!!」
『だから、何か用?旦那』
五月蝿いなとか・・・思ってるけど、口には出さないよ?(だって給料かかってるし・・・)
「団子を食べに行くぞっ!!佐助っ!!」
『え゛。』
今食べたところだったんだけど・・・(因みに団子は旦那がきたと同時に食べたよ。食べました、全部。)
「そうと決まればさっそく行くぞっ!!」
『旦那っ!?』
(まだ何も言ってないよ!)
「?早く来ないと置いてくぞ!佐助。」
『(・・・もう。)はいはいっ!!分かりましたよ。でも・・・。』
「でも?・・・言っておくが今日の分の書簡は終わらせたぞっ!!」
(こーゆーときだけ仕事が早いんだから。)
『はぁ・・・』(旦那が何時もやってたら俺様楽なのに・・・)
「どうした?佐助。溜め息などついて。」
『ふぅ・・・。行きましょうか、旦那。』(やれやれ・・・)
「うむっ!」
――――――------
やっぱり俺様は旦那に甘いんだと再認識した、今日この頃。(でも、減給はやめてよね!)
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