機械型ウイルス

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季節はまだ4月だというのに、その日は何故か暑い日だった。 時間はPM:11:58… 夜中であれ、都心のビル群にはまだまだ灯が灯り夜の雰囲気は人々の意識にまでは入り込んではいない。 そんなビル群の中に例に漏れずまだ灯を灯し、忙しくパソコンに向かっている人物。 「クソー!こんな量渡されて終わるかよ! 部長の馬鹿が…考えて仕事渡せよ」 自宅の一室にて、その男はパソコンを相手に仕事を片付けている。 彼は、仕事でいつもの様に段取りの悪い部長に仕事を押し付けられ仕方なく自宅に戻ってまで仕事をしていたのだ。 「ああもう! 終わるかこんなん! 止めだヤメ! 息抜きにブログ書こう」 だが、どうやらあまりの量の仕事である為終わらないと判断した様で彼はパソコンをブログへと繋いだ… 時間はPM:11:59… この時、悪夢の時間はすぐそこまで近づいていた… 「よーし! 今日も愚痴って慰めて貰おう」 意気込んでブログを始めた彼であったが、不思議とパソコンに映る画面に何やら違和感を感じた。 それが何かは解らないが、明らかにブログの様子がいつもとは何かが違う。  
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