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「よっしゃー待ってました!」 「健吾さーんドジしないで下さいよ~」 と誰が言った瞬間爆笑の嵐が怒った。遥香も声を出して笑ってる。 「組長…遥香昔と変わりましたよね」 「せやな…昔は警戒心が強かったから扱い難かったわ~」 「仕方ないっすよ彼女小学校から高校まで苛められてましたから」 そう、遥香は小学校から高校まで苛められていた。理由は彼女が親に捨てられたからだ。その弱味に付け込んだクラスは苛め始めた。一つは彼女の中傷ばかり書いたノートやビリビリに破れた教科書。などと言ったものだ。中学生になっても絶えず、先生に相談したが、取り合ってくれない。高校でもまだ続いていた。もう耐えられないと感じた遥香は一番高いビルから飛び下りようとしたが。 『君!なにやっとんねん!』 『離して!私に生きる価値なんて無い!居場所が無い!誰も信じない…』 と組長と優が始めて見た遥香は涙でボロボロだったが誰よりも美しく純粋に思えた。 「けど、あの美少女を苛める奴等が分からんな~今苛めた奴等べっぴんになった遥香に青ざめたらええのにな!優!」 関西弁を話す男は谷本真一朗。組長の右腕として信頼されている上に明るく面白いとの事で部下達にも人気がある。 「ははっ確かにでも遥香は僕の恋人だから『好きだ』と言っても渡す気はないよ」 「おっ!優ちゃんまさか行ってるところは行ってますね~」 「茶化さないで下さいよ!」 と優の顔は真っ赤かだった。
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