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隣にいる遥香も真っ赤かになって誰かが「初々しい~」と言って来た。
「もー!明日仕事ある人は朝早いんでしょー」
と遥香が大声で言うと、誰もが遥香の意見に賛成し、全員散らばった。
「遥香。君明日学校は?」
「ん?明日は創立記念日だから休み」
「じゃ久々にデートに行くか」
裏社会で働いてるとは言え、遥香も優も普通の健全な男女だ。たまには息抜きも必要だ。
「明日10:00に駅前に集合な」
と言って優と別れた。遥香はそのまま、アパートに戻り、遅れた夕食を取り、お風呂に使った。上がった後お肌の手入れをして、壁に写真に目を向けて、憎しみの目付きに変わった。
「今まで苛めて来た分たっぷりと返してあげるわ…」
近くにあったカッターで顔に傷を付けた。
「最初はあなたよ…安西勝彦。あなたがどんな死に方をするか楽しみだわ…」
そう、依頼主は遥香と同じく苛められ続けた人物で、遥香と同じぐらい安西勝彦に憎しみを持ってサインをした。
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