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「あ、ゴミのくせに生意気だな。ゴミはただ黙ってりゃあいいんだよ!」
ゴミをからかっていた男子がゴミの髪を掴んで無理矢理に立たせた。正面にいた私はゴミと目があった。睨んでいる。未だかつてこんなに反抗されたことはなかった。だからこそ彼女はイジメのターゲットとして最適だと思っていた。おかしいようだが私は飼い犬に噛まれたようなそんな錯覚に陥っていた。
「ゴミ、何か言ったらどうなんだ?最初だけか?」
尚も男子はゴミをからかっている。しかしそれでも決して私から目をそらさなかった。どうして良いのか分からなかった。
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