ケース1:長谷川みなみ

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ゴミと知り合ったのは高校から。あの子と連絡などとらない。ましてや住所なんて知る由がない。奴と同じ中学、小学の友達にあたるしかないか。私は一斉にメールを送信した。 「ゴミ捨て場😜」 「ドラえもんに出て来るような空き地の土管じゃなぃ?」 「知らねー。」 「ゴミの住所知ってどうするの?ぅちゎ家に乗り込んでまでぁんなのと関わりたくないょ⤵⤵」 「家なんてあるの?」 ほとんどがふざけたメールで望む返信は来ない。もう一度送ろうか?真剣に返信しろと言ってみようか?だが送信した子たちに変に勘ぐられてゴミと仲間扱いされるのはゴメンだ。その時携帯が鳴った。メールの着信音だ。手にとってみると、 「ゴミの住所ゎ〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇の〇〇〇だょ😃ピンポンダッシュか?俺は今回ゎ遠慮しとくゎ😁」 住所は分かった。あとは直接話を聞きに行くだけだ。
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