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ゴミと言うあだ名からは想像もつかない家。まさに豪邸だった。『ちびまる子ちゃん』に出てくるはなわ君の家と言う表現がぴったりな程立派だった。
家の前の門でどうしたら良いのか分からず躊躇していると中から使用人らしき人がやってきた。その人の体は筋肉質で如何にも余所者の私を警戒している表情をしていた。使用人というよりもむしろ警備員か?
「この家に何か御用ですか?」
「長谷川みなみさんのクラスメートでちょっとあの子に用があって………。」
私の言葉を聞くやいなや使用人の眉毛がピクッとした。
「お嬢様のクラスメートですか。では本当か否か確認とって参りますのでしばらくお待ちいただけますか?」
そう言うと使用人はまた中に入り私は使用人の言いつけ通りに待っていた。
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