水槽

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ただそれだけ思った。  しばらくすると、ずっと続いていた暴力は止んで私を憂鬱にさせる。  嗚呼、また壊れなかったのか。  そのうちに、私は抱き寄せられて今度は彼が私の繰り返していた言葉を繰り返し始めた。  いつもどおり、いつもどおり。  そろそろこんな生活に飽きが来ていた。
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