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そんな状況だというのにもかかわらず、君の携帯からは男の声が漏れている。
何をしていたのかを聞いても同じ言葉を繰り返している君にもいい加減嫌気がさしてきた。
このさい携帯でも取り上げて監禁してしまおうか。なんて、一瞬考えても出来ないのはわかっている。ちょっとした妄想だ。
殴ったり、蹴ったり罵倒している間、僕は現実とは違う世界にいるように感じていた。
だって少し悦に浸れて心地が良い。でも君の反応を見ているうちに苛々は増していく。
もっといじめぬかなきゃ。
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