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「なに、それ?」
黒い本を受け取り、パーっとページをめくる直人。
「さっき図書館で見つけて、『ホラー研究会』でつかえるかなぁ~って借りてきたんです」
「ふーん、、、お!これここから割と近くにある廃村の昔話っぽいぞ!?」
最初にかかれたあらすじだけ読んだのか、とても驚いた様子で美優の方を見る。
中身も読まずに借りてきた美優はまさかの内容に驚く。
冒頭だけ読んでみても研究会で使えそうなネタだということになり、急ではあるが明日の休みにその村探しをしようという話になった。
「とりあえず、俺は男どもに声かけてみるから、美優は女性陣に声かけたのむわ」
「まかせて!とりあえずメールしておくね」
ウキウキ気分でそのようなやりとりをして、2人は分かれて帰路についた。
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