かちん、かちん、と世界が回る

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俺様達のクラスは1ーA。組番号はアルファベットで表される。四クラスあるからD組までである。 「隣といえば早川さんのクラスじゃないか?」 「は、あんな奴よりも数倍可愛いって情報やで。どないする?」 「どないするってどうもしない」 「はぁ? アンさんチ〇コ付いてるか? 男なら転校生で美人なら見に行くやろうが。何を言うてんねん。だからアンさん、影でゲイとか言われんねんで」 ほほーぅ。男なら見に行く。じゃあ見に行かないとな……って待て待て、ゲゲゲゲイ!! 「ちょっと待て。ゲイって何だ? 何の話だ?」 「知らんのかいな。アンさん女子から告白されても『俺様忙しいから』って断るやないか。だから女に興味ない=ゲイや」 うわー。そんな情報聞きたくなかった。てかお前知ってたくせに今まで黙ってたのかよ。しかも俺様の声真似も似てないし。 キンコーンカーンコーン―… 「チャイムや。んなまた後でな」 台風のように慌ただしく現れては、慌ただしく去って行った。まったく騒がしい奴だ。
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