喧嘩はお好きですか?

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いったい何時間寝ていたのだろうか。不幸にも携帯は教室に置きっぱなし、屋上に時計はない。 よって現在の時間を知る方法すらない。ただ分かるのは空が黄昏色に染まっていることだけ。 「やべー寝過ぎた」 俺様は気だるい体を起こして、欠伸をしながら背伸びする。ポキポキと骨が鳴る音から寝過ぎた事が良く分かる。 屋上の扉を開いて、夕焼け空を惜しみながらも、自分の鞄を取りに教室へ行かなければならないのを思い出して、舌打ちする。 糞ダルい、そう思いながらも教室へ向かう。校舎の中は人気もなく、部活動に残っている生徒しかいない。 静かで、授業がある時とは正反対の二面性を見せる。響くのは俺様のコツコツという足音だけ。
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