喧嘩はお好きですか?

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うん……何でこんな状況になってしまったのだろうか? 結局、どうする事も出来ずに土下座していた輩に捕まって、机の上に大胆な程に足を開いて座っている女子生徒の前に座らされた。 ……下着がね。丸見えなんだよ。てか恥じらいを持てとツッコミたくなるが雰囲気がそれを許してはくれない。 土下座していた輩、正確には4人居たのだが、その内の2人が柔道部と空手部の有段者。更に残りの2人は確か陸上部だったはず。 まさに絶体絶命な雰囲気。何で俺様がこんな事に巻き込まれなければいけないんだよ。 あーイライラしてきた。 「そこの聞いてるの?」 「あ?」 デカい声でいきなり話を振られたので少々びっくりして、声が上擦ってしまった。 「へー私の話を無視したんだ。まだ反逆するんだね」 「反逆もなにも、アンタに俺様は支配されてねーから反逆じゃないんだよバーカ 頭逝かれてんじゃない? アンタ何様なんだよ?」 イライラしていた俺様は今の状況すら無視して罵った。
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