第三章~鴇鷺~癒やしの館open

2/2
前へ
/70ページ
次へ
雄一郎→(電話)もしもし癒やしの館でございます。宿泊の御予約ですね?申し訳ありませんが只今満室ですのでキャンセル待ちになりますがよろしいでしょうか?(終話する)満室とは思いもしなかった…。美樹→これでは食事が間に合わない…どうしたら…。雄一郎→困った。まさか!?宿泊どころか「家出少女がなんでもするから此処に住ませて下さい!!」とか…。美樹→しかし儲かってるから五分じゃない?雄一郎→確かにそうだが…。美樹→何か不安?雄一郎→希恵と月島さんだけじゃ人が足りないから。誰か雇わないとな…って思った。希恵→確かに私と月島さんだけでは手が回りません…。美樹→ウチに任せて!ウチがメイド・家政婦募集の広告作って新聞の折り込みチラシに入れてもらうから。雄一郎→美樹「ありがとう!!」持つべき者は幼なじみだ(笑)美樹→笑いながらいわないでよ!雄一郎→ごめん。中谷藍紗魅→あの…お話し中失礼します。雄一郎→誰?君は。中谷→私は中谷藍紗魅昨日親と大喧嘩して家出してきた。私料理得意だから雇ってよ!美樹→いくつ?中谷→10歳!雄一郎→10歳!?(なんか頼りなさそう…(笑)でもいいか。)美樹→今すぐ家に帰りなさい!!親が心配してるから。雄一郎→美樹、無理に追い返すのはあまりに非道だ。オレが責任持つなら文句ねぇだろ?!美樹→…あ、あんたがそまで言うならす、好きにしたら!雄一郎→藍紗魅ちゃんよかったね☆中谷→ありがとう!美樹→…フン(どうなっても知らないから!) 中谷→私何すればいい?雄一郎→じゃあ希恵。希恵→お呼びですか御主人様。雄一郎→月島さんに彼女を任せて。今から連れてって。希恵→かしこまりました、御主人様。藍紗魅ちゃん行きますよ。中谷→はぁい☆美樹→な、なに考えてるの!?相手はまだ小学四年よ!!メイドなんてまず無理!雄一郎→もしも立派なメイドになったらどうする?美樹→三億あげるわ!それで文句ないでしょ。雄一郎→(仕切書を渡す)ここにじゃあ、三億って書いて山田美樹ってサインして。美樹→(戸惑う…)わ、わかったわ!書けばいいんでしょ!?書けば。雄一郎→うん。美樹→(サインする)後は印鑑。朱肉貸しなさい!雄一郎→はい。美樹→これで取り引き完了。雄一郎→見てろよ立派な一人前のメイドに育ててやる。こうして史上最年少メイド中谷藍紗魅が初々しくデビューを飾るのであった。中谷はメイドとしてみるみる成長していくのであった。
/70ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加