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「あーもう!!!本気だから!!去年の秋、この大学来ただろ?そんときから気になってた。」
…確かに来た、去年の秋。
でもそれは学校見学にいったからで、この大学を受けた人なら必ずいっただろう。
だからこの言葉はあてにならない。
「まだ信じないのかよ!!!…しょうがねぇな。……プルルル…」
少々参ったのか、降参気味だった壱が携帯を取り出した。
何がしたいんだろ。
「もしもし瑛璃??分からず屋の心純ちゃんに説明してあげて。」
…何で瑛璃??
しかもいつ番号交換したんだ??
そうこう思ってる内に、あたしの方に携帯が差し出された。
暫く無視ってみたけど引きそうにないから、渋々受け取る。
もちろん、壱を睨み付けながら。
「瑛璃??どういうこと??」
"あのね、あたしと壱は兄妹なの。昔親が離婚して一緒には住んでないけどね"
…初耳なんですけど!!!!!
しかも離婚て。
"今のお父さんはお母さんの再婚相手なの。"
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