第1章

10/12
前へ
/31ページ
次へ
「で、それと今のこの状態との関連は??」 "だからぁー、壱兄に頼まれてたの。心純を紹介してって!!!去年の冬さぁ~心純とのプリ見せたら焦りながら頼んでくるんだもん。" …このアマ。 あたしをハメやがって。 「大体分かったわ、ありがとう。そして死ね。」 プツッ、電話を切った。 明らかに何か言いたそうだったけど、あたしには関係ない。 「これで信じてくれるだろ??」 「うん。別に信じるだけならね。」 「うわ…お前何処までガード堅いんだよ。」 ウザッ…壱こそ、その態度は好きな人にするもんじゃないから。 「あんたが諦めてくれるまで。」 「心純にとって俺って何??」 …は?呼び捨てかよ。 しかも質問の意味不明。 「友達の兄。」
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加