第1章

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「瑛璃ちゃんて無意識の行動が可愛いよね///俺すっげータイプ。」 お見事!!!! 早速寿が引っ掛かった。 「俺は心純ちゃんだな。」 寿が1人盛り上がる中、壱が平然と言った。 「おー!!!おめでとう心純♪」 瑛璃が応援するあたり、狙いは寿のほうみたいだ。 どこがいいんだろ。 「はぁ…なんか無反応ってキツいんだけど。」 「え!?」 「心純ちゃんのことっ!!俺結構本気だよ?」 …会って数分なのに本気ですか。 信じられないし。 なのに、あたしの心臓がうるさいんだけど。 「ふざけるのはやめてください。あたしそういうの苦手なんで…って!!!!」 あたしが突き放すように喋ってると壱がいきなりあたしの腕を掴んで走り出した。 てか助けてよ瑛璃。 そんなあたしの耳に入ってきたのは無情にも、 「わぁーお!!壱さん大胆♪」 「あいつあんなキャラじゃねーし。ウケる♪」 酔っ払いみたいに盛り上がる2人の声だった。
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