第一章 💠セルミア国💠

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「あのさっ」 突然ロッティが大きな声をあげた。 「!!?」 「二人だけの世界に入んないでくれないかな~? なんかオレ居場所なくて大分困るんだよね~」 その言葉に青年とシィアは顔が赤くなるのを感じた。 「べ、別にそんなんじゃないし。 なあ、シィア?」 「う、うん」 「ほ、ほら、"友情"ってヤツだろ!!」 二人とも明らかに動揺している。 「"愛情"の間違えじゃないの?」 ロッティが意地悪くそういうと、 「だから、そんなんじゃないって!!」 青年は力一杯否定した。 シィアの顔が一瞬曇ったコトなど気づかずに…。
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