そいつは突然、訪れた。

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なんだこのいらないシチュエーションは。 貴様効かないくせに何故切れたんだ。 気休めでも居てくれた方がマシだ。 ……別にお前が必要だなんて言ってないんだからなっ。 脳内で能無しにキレて、勝手にツンデレってたら……。 こっち来た――――――――! 来んな!来んな――――っ! 今こちらには武器が存在しない……。 殺虫剤に奴がつかまったら私は迷いもなく壁にそれを投げ付けるだろう。 しかし、そんな訳にはいかない……。 今は夜も遅く、壁に投げ付ければ十中十九(←造語)隣から殴り込みがやって来るだろう。 今はとにかく、武器だ! 何かないか……。 そう思いながら周りを見る。  
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