第3章 魔帝銃ナイトメア

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用語解説 魔界の裁判所…人間界で死んだ生き物が最初に訪れる場所。 中では裁判長(日本で言うところの閻魔大王)が魂を見て、判決を下す。 悪魔になる才能の持ち主は特別な施設に送られ、そうでない者は魔力を持たない者の町にランダムに振り分けられる。 しかし、生前に大きな罪を犯したり、周りに危険を及ぼすと判断された者は、例え悪魔になる才能を持っていようと刑務所に送られる。 魔界の刑務所…刑務所とは名ばかりで、実際には何千種類もの拷問室があるだけである。 そして、何万年とかけて地獄のような拷問を重ねていき、魂に犯罪を犯した後悔を刻み込む。 そうする事で、次に生まれ変わる時は善人になるのである。 また、この刑務所の囚人の中から奴隷に選ばれる者もいる。 しかし、皆、地獄の拷問より奴隷になる事を望むので、必ず誰が奴隷になるか争いになる。 ちなみに、人間界の刑務所が「ブタ箱」と呼ばれるのに対し、魔界の住人はこの施設の事を「ゴミ箱」と呼ぶ。 魔帝銃ナイトメア…昔、最強と言われた悪魔が使っていた銃。 その悪魔の怨念により呪いの銃となった。 持ち主はほぼ必ず死に至る。 しかし、中にはテストの日に腹が痛くなる呪いや、運動会や遠足の日に必ず雨が降る呪いなど、意外と地味な呪いもあった。 鋼より硬く、アルミより軽い特殊な魔法金属で全て作られている。 指輪になった時の黒い宝石には、古代魔道語で「ナイトメア」と書かれている。
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