∴登校∴

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チュッ 軽いリップ音がした 幸弥の血の気がサーッと引き真っ青になる 雅希「フフッ♪」 嬉しそうに笑みを零し 幸弥の頬を撫でる 幸弥「………………」 カタカタと奮え拳をギュゥッと握りしめた 雅希「幸弥君?」 幸弥「…ま……き………」 雅希「まき?」 耳を幸弥の口元に近付け言葉をよりはっきり聞こうとする 幸弥「バカ雅希ィィ!!!」 そう言うと雅希を重いっきりドンッと突き飛ばし 走って行った 雅希「幸弥君?!」 幸弥「雅希のバーカ! バーカバーカ!!」 顔を真っ赤にさせ 全速力で突っ走る幸弥 雅希「……困ったものですね… 全く…幸弥君は…」 そう言うと同時に 雅希は立ち上がり制服についたホコリ等をはらい 歩き出した
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