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いとし
死ぬほど愛してる貴方へ。
少しずつ寒くなってきました。
もうじき雪が降るでしょう。
孤独を突き付けられる季節、私は大嫌いです。
貴方を想い、涙を流したとて繋がらず
やはり一方的な感情と思い知らされる
笑顔の先には私以外の誰かも映すのでしょう
貴方の笑顔の理由は私でありたいと思ってます
‐私の世界は貴方を中心に回っている‐
あの春から小さな罪を背負っています
幸せに近付きたいがために、自分勝手に流した涙
貴方の焦燥感など理解らずに
答えを急かしてしまった罪
少し早く開花した花はやはり少し早くに枯れてしまいました
これは罰。
全てを放棄してしまった私
償わなければならないの
幸せなんて不似合いなもの
私なんかが欲してはならないもの
「ですが。やはり縋ってしまいます。
何時か赦される日が来るというまで、私は静かに貴方を想ってます」
零れてしまいそうなこの感情
いっそ潰れてしまえばどんなに楽か
私は待ってるの。曖昧な終わりをした再発を。
もう一度だけ愛を囁いてはくれませんか…
この身体、全て消えてしまえば良いのに
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