バッテリー(豪巧)
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青波はにっこりと巧に微笑み問う。 巧は暫く無言で青波の顔を見つめ、体の向きをかえる。 「兄ちゃん?」 「神社に行ってくる。」 「…豪ちゃんと?」 「他に誰が居るんだよ。」 「そうじゃな。豪ちゃんしかおらんね。」 青波はペロリと舌を出して笑った。 「いってらっしゃい。」 巧はひらりと手をふる。
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