小さな贈り物

希望

2ストライク1ボール藤原(光)選手おいこまれました。
ピッチャーなげた
おっと藤原選手の手首に当たった！
痛そうに手首を押さえてしゃがんでいる。
一旦ベンチに下がり医師にみてもらっているようです。
報告が入りました。
ドクターストップで出られないと言うことですね。
大丈夫なのでしょうか。
光は至急に病院に向かった。
診断結果は手首の骨が折れているとの結果がでました。
光は35歳
光は落ち込んだ
「もうこんな年だ。球団ももう俺なんか諦めている。」
彼は諦めて部屋に閉じこもったまま出ようともしません。
球団の仲間や親戚、親が見舞いに来てくれても何も言わず布団に覆い被さったまま
話そうともしませんでした
親や友達、球団の仲間が励ましても何にもしない。
ある日彼は、診察をするために病院に行き医師のところまで下をむいてふらつきながら行きました。
その時の彼は希望を失い人生が終わったと言うみたいな魂が抜けた人間でした。
医師は、
「手術したら早く治りリハビリを乗り越えて後は自分のペースで順調に回復したらもとのようには野球が出来るとおもいます。」
でも、光は
「いや、手術はいいです。もう、怪我が治っても球団が諦めているから…。」
医師は、
「まぁ、気が変わったらいつでも声をかけて下さい。」
光は
「はい、気が変わったら。」
彼はまた魂が抜けた人間のようにふらつきながら帰った。
そしてまた部屋にこもった。
何日か過ぎた後光は病院に来ていた。
診察を受けた後光は親に相談しようと公衆電話に向かった。
その途中、小さな子供とぶつかってしまいました。
光は
「ごめんね。」
彼(勇気)は
「僕こそおじちゃんごめんね。」
勇気は光の顔を見た。
すると勇気は
「おじちゃん、野球選手だよね！僕おじちゃんは大好きなんだ。いつも、テレビで見てるよ。」
光は
「ありがとう。」
と言った。
光は彼を見ると自分の怪我よりひどい病気にかかっているようなのに自分より元気で目が輝いていた。
勇気は
「おじちゃん怪我してるの？早く直してまた野球してね。」光は
「もう、やらないかもしれない。」
と言った。
「何で？怪我ならすぐに直るよ！一緒に頑張って直そうよ。」
光は
「でも…」
勇気は
「元気だして！」
と真剣な目で言われた。
その真剣な目に光は励まされた。
光は
「ありがとう！君のおかげで元気が出たよ。僕も君に負けない位頑張って怪我直すから」
と言って彼に