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「はぁ…─」
グラスにつがれたピンクに泡立つ酒を1口、口に含む。
口に広がる仄かな甘みと苦さ。
王に促されるがままに椅子をおり貴族達の挨拶を受けていたオリビアが、いつの間にか王とロカはいなくなっていることについ先ほどのこと
いくら行儀作法を詰め込んだとはいえ、いつボロが出るかという不安がオリビアの心を埋め尽くしていたとき
「ルルビア様」
思わず勢いよく振り返りそうになったのを抑え、ゆっくりと上品に声の主に顔を向ける。
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