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見舞いの言葉を一通り貰い、心身共に疲れきったオリビアは、少し休もうと酒を片手に開け放たれたバルコニーへと向かう。
「つ疲れた…」
広いバルコニーに置かれた、1つの長椅子に寝転がりたいという衝動をおさえ、バルコニーの手すりにもたれかかり、グラスを傾けた。
「ルルビア様?」
ゴクゴクと酒を飲みほそうとしていた時に、突然の声。バルコニーには誰もいないと思いこんでいたから、尚更驚きが増す。
ふきだしそうになるのをこらえ、暗闇に目を凝らしてみれば、男が1人、室内から漏れる光の下に歩み出てきた。
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