2、

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─結果は予想通り 初心者にしては上手かったといいたい所だが周りはそうはみてくれないだろう。 オリビアは、1曲の間に少なくとも10回はキシャームの足を踏んでしまった。 曲が終われば、貴族たちの視線が自分に集まるのを感じ、踊っている時以上に顔が真っ赤になるのをオリビアは感じた。 恥ずかしさが最高潮に達するとオリビアはキシャームの腕をガシリと掴み、半ば引きずるように貴族の視線の当たらないバルコニーへと駆け込んだ。
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