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「本っ当にごめんなさい…」 バルコニーに着き、早速オリビアが頭を下げればキシャームが驚いたように目を丸くする 「ル…ルビア様?」 「あんなに足を踏んでしまって…何と謝っていいか。あ、あの…私、足を冷やすもの持ってきますね?ここにいてください」 そう言うが早いか、オリビアの高いヒールが許すだけの速さで洗面所へと向かった。 バルコニーに残ったのは寝椅子に腰を下ろし、戸惑ったように眉をしかめるキシャーム。
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