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「準備は良いか?」
先輩は、ピストルを片手に聞く。
『はい。』
「良いですよ」
構えて待つ…
「位置について…よーい……」
パァァァン!!
ピストルの音と同時に、龍達は勢い良く走った。
息がピッタリ合っていて陸上部のみんなや新入部員は圧倒された。
『「せーの…!!」』
二人は、そう言って高くジャンプした。
そして、一回転してゴールした。
二人三脚でこんな事が出来るのは、二人だけだった。
「凄い…!!最高だ」
龍達はそれを気にせず、1500のスタート地点に立った。
次は、龍と澪の一位二位の競争。
ピストルをならすのは、顧問のケーイ先生。
『あれ…?何でケーイ先生が』
「陸上部の顧問だろ~」
『だったかな。』
少し笑い、また前を向き構えた。
そして、ピストルが鳴ると同時に駆け出した。それは、澪も同じだった。
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