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2回目の脱走のことを書いてみよう
俺がちびの散歩してるときに親父が夕飯の材料を買ってきた
俺「ちょい便所行ってくるで ちび見てて」
そう言って ちびを親父に渡す
親父 ちびを受け取る
玄関横の雑草が気になったらしく 俺が便所から帰ってくる間にむしり始めた
ちびを横に降ろし 草をむしっている
親父「見てみろちび!お前より大きい草だぞ」
とか言いながら ちびをナデナデしている
この時 親父は草のほう見てて ちびを目視しながらナデナデしたわけではない
親父 ちびの感触がおかしいことに気づく
親父ナデナデしている ちびを見る
ナデナデしていたのは ちびじゃなく大根だった
俺「あれ?ちびは?」
親父「だって大根もちびも白いんだもん」
俺「???」
いきなり 言い訳から言われても わからんて‥
ちびが居なくなったと知った俺は玄関の近くを探した
ちびは意外と近くに居た
玄関の前に小さい木が数本植えてある
ちびは その木に登り 何も無いと思って降りようとしたのだろう
枝がたまたま首輪にひっかかり 宙づりになってた
ぷら~~んって感じでこっちを見てる
その姿はもぅ爆笑もの
なすすべなく ただぷら~~んってしてるだけのちび
その表情は いかにも つまらなそうな感じだった
ちび「見てないで早く降ろせって‥」
ちびの心の声を聞いて俺はちびを救出した
ちびを抱っこしてホッとしたあと 大根を可愛がってた親父に一喝
親父ションボリしながら家に入っていった
ちびよ!外は俺と一緒に出ような!1人じゃ危ないぞ
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