強襲 Ⅲ

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「よし!我々も行くぞ!2番艇、3番艇は敵宇宙軍港、4番艇、5番艇は民間宇宙港を攻撃せよ!全艇、突撃!!」 『『『了解!!』』』 グオァアアアッ!!! 残りのファルコンも突撃を開始すべく、後部ブースターから一気にエネルギーを放出して加速し始めた。 「くそっ、当たれ、当たれぇえい!!」 バババババッ!! 帝国軍駆逐艦隊の砲術要員は必死になって目前に迫るファルコン6番艇を攻撃するが、余りの速さに命中弾はおろか、至近弾すら出てはいない。 「おっ、後続艇も加速し始めたな。彼らの突破口を作るぞ!目標、敵艦隊中央。ミサイル発射用意!!」 開かれた爆弾艙にはアームで固定されたミサイルが見える。その大きさは全長100mを越える巨大なものだった。折りたたまれていたアームが伸び、その巨大ミサイルが艇外にせり出す。 「準備完了しました!」 「よし・・・撃てぇえい!!!」
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