強襲 Ⅲ

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カッ!! 迫るファルコンを迎撃していた帝国軍駆逐艦隊の眼前で閃光が発せられた。 「な、何が起き・・・」 ガガガガァッ!!! 疑問の声を掻き消すような衝撃が彼らに襲い掛かる。 「ぬおっ!?」 「ぐわぁあっ!!」 「ごわぁあっ!!」 ドォーン!! ドガァーン!! バリバリバリッ!! 帝国軍駆逐艦隊は一瞬にして次々に爆発、炎上していく。そして乗組員達は何が起きたのか把握出来ないまま、自らの艦と運命を共にしていくのだった。 爆発が収まると、そこには多くの駆逐艦の残骸が乗組員の無念と共に漂っている。 「・・・く、駆逐艦隊の8割が撃沈しました」 「何と言う事だ・・・」 宇宙艦隊司令部ではブルックスが呆然と立ち尽くす。さすがのシルバラードも余りの事態に、組んでいる腕が僅かながらに震えていた。
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